| 昨年の登場以来大好評のほっき笹寿しに続き、苫小牧市の貝“ホッキ貝”と“北寄(ホッキ)魚醤”を使用したホッキ貝揚げは、2009年11月に開催される「第3回東胆振地産地食フェア・イン・とまこまい(※)」のために考案された新メニュー。同店の人気メニューであるカニ甲羅揚げからヒントを得て誕生した。
使用しているのは、大ぶりの貝から取り出したばかりの新鮮で肉厚なホッキの身。これを食感が残る程度に細かくたたき、ズワイガニと8対2の割合で混ぜ合わせる。そこにタマネギとシイタケを加えマヨネーズと味噌、北寄魚醤で味を調えてから貝に戻し入れ、うまみを閉じ込めるためパン粉でふたをして貝ごと豪快に揚げる。
こんがりキツネ色に揚げられたホッキ貝揚げに箸を入れると、湯気とともになんとも言えぬ甘い香りが立ち上り、食する者の期待感を増長させてくれる。ひと噛みするごとにホッキの贅沢なうまみが口の中いっぱいに広がり、カニの甘みやタマネギ、シイタケがさらにおいしさを引き立ててくれる。そのまま食べてももちろんうまいが、添えられたレモンを絞るとさわやかな酸味が加わり、こちらもまたうまい。
魚醤というと、魚介類を醗酵させて作るため一般的には臭みやクセが強いイメージがあるが、ホッキのうまみが凝縮された北寄魚醤にはうまみ成分がたっぷりと含まれているため、料理の味をまろやかにするだけでなく、華やかな香りもプラス。同店ではこれを隠し味のひとつとして、ホッキ貝揚げやほっき笹寿し以外にもお吸い物や茶碗蒸し、玉子焼きや地鶏鍋など様々な料理に使用している。
「苫小牧市の貝ホッキにひと手間を加え、よりおいしく食べられるメニューを常に考えています」と笑顔で話してくれる社長の斉藤芳行さん。今後も新しくておいしいホッキ料理の誕生が楽しみだ。
※苫小牧を中心に、近郊の素材を用い地元の調理名人たちが腕をふるった料理を提供し、地産地消を推進するイベント
※苫小牧が禁漁の2ヶ月間は道内産のホッキを使用
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